M&Aご成約インタビュー CASE1

M&Aを通じて、残る社員にも

より理想の環境を提供する。

一段上のベストな事業承継を実現。

Why T&INK?

 

2022年、4月。当社T&INKは、株式会社MAHALOのM&Aの仲介を行い、成約に至りました。
様々なM&A仲介会社が存在する中で、なぜT&INK社を選んだのか?そのポイントは何なのか?
創業社長、小林氏に御話をお伺いしました。

 

PROFILE/譲渡企業

株式会社MAHALO

創業社長:小林 満弘氏

事業内容:訪問介護リハビリステーションの運営

事業拠点:東京都内

 

売上2億。地域に根差した介護事業を展開。

小林:私は過去には上場企業の役員等を歴任していました。ただ、全体的にハードワークだったのでしょうか。10年程前に、手術を行うことになり、それ以降自分の働き方と生き方を見直そうと思ったのです。病気の再発を避けるために、ハードワークやストレスをなるべく避ける。そのためにサラリーマンを辞めて会社を設立し、自分のコントロールが効く範囲で事業を展開していくと決めました。最初に手掛けたのが、当時有望と思えたフランチャイズです。これが最初から黒字で別事業を展開する資金にもなり、6年前に訪問介護事業をスタートしました。地域に根差し、無理のない範囲で成長を続け、現在でも黒字で売上2億円超まで堅実に成長しています。

60歳。いつまで現役を続けるかを考えました。

事業承継は経営者がいつかは向き合わないとならないものですから、昔から漠然とは考えていました。私の場合は60歳が人生の一つの節目で、今後自分が現役でいられる時間内に次の経営体制を決めなければ、と思っていました。規模や組織の拡大に伴い、家族経営の限界が見えつつあったのも理由の一つです。

事業承継は、大きく親族か社員に継がせるかM&Aの3択になりますが、あと2年程度は業績が伸びる見込みでもあり、そこまでは私が経営を行う。その時に社員で後継者が育たなければM&Aを考えようというくらいの軽い気持ちでした。

全くタイプが違う2社から話を聞くことに。

医療・介護業界の経営者の方ならお分かりかと思いますが、この業界は合併や売却の話が普段から多く、常に数社から私にM&A関連のメールや電話が来ていました。その中で、試しに2社だけ本格的に話を聞いてみようと思ったのです。1社は、医療・介護業界を専門に手掛ける規模が大きめのM&A仲介会社、もう一社がT&INK社で、こちらは介護業界専門ではなく、案件にあわせて個別に対応を行う会社です。全く別タイプの2社から話を聞くことで、何かが見えてこないかな、と思っていました。

マイナスの印象から交渉がスタート。

小林:T&INK社は、最初は正直最悪の印象でした(笑)。担当者からの連絡が遅れに遅れたのから始まり、ミスが重なり田中社長が土産を持参され、直接謝りに来る事態からスタートしましたから。こう言ってはなんですが、田中社長の風貌や話し方もちょっとマニア向けでしょう。信用出来るのかな、と思いましたよ。でも、その後のアプローチは本当に良かったのです。

M&Aは最初にこういう条件で考えている、と御話しし、数社をご紹介頂く流れになると思いますが、最初に話した条件はあくまで最初の条件です。何社かご紹介頂き検討を進める中で、この条件は不要、これは絶対必要と色々整理が進んだり、また別の条件が出てくる等、状況は変わっていきます。この整理を、田中社長が一番真摯に向き合ってくれたのです。

スタッフに、今までにないキャリアを提供出来ないか。

会話を重ねる中で、一番大事なポイントが纏まっていきました。私の場合は、現在の訪問介護事業で働いている社員の今後のキャリアであり、事業存続性でした。まず、介護事業は優秀なスタッフの方がいて初めて成り立つ事業で、なかなか採用が厳しい業界です。そして現在在籍している優秀なスタッフの方は、いわゆる会社員的な働き方より、あくまで医療従事者としてキャリアを積んでいきたいと考える方が多かったのです。私は、経営面は詳しいかもしれませんが、医療従事者ではありません。それなら、今回のM&Aをきっかけに、医療従事者の方が経営を行っている企業と合併すれば、今いるスタッフにとっても、より良い職場環境に変わり、理想のキャリアが積める。同時に経営統合のシナジー効果も大きくなると思いました。時には1日に2時間程田中社長と電話で話す中で、数々の条件の中でもここがポイントと考えが纏まりました。本当に流石だと思いました。

早めに動けば、選択の幅も広がります。

もう1社の担当者の方はスピーディーに動いて頂き、数社ご紹介して頂きましたが、後から出てきたこのポイントをくみ取り、ご紹介して頂くまでには至りませんでした。ここが今回T&INK社にお任せした一番の理由です。もちろん条件は他にも多数あり、最初にお話しした別のフランチャズ会社をどうするか、資金の寄せ方等、数々のスキームの提案も頂きました。交渉を重ねる中で、私が逆に怒られたこともありましたよ。

田中氏なら任せられる、決断出来ると思えたのが大きかったです。最初のマイナスの印象とは雲泥の差ですよね。

また、早めにM&Aを考え相談出来たのも良かったと思います。乱暴な言い方ですが、単に売却するだけであればいつでも可能でしょう。しかし今回の様に、今いるスタッフの今後のキャリアを考え、より理想の環境を整えベストな売却を行えたのは、まだ事業にも余裕があったからだと思います。選択の幅が広い内に相談を行ったのは、結果として正解でした。

これを機会に、訪問介護業界に恩返しを。

今後は健康に気を付けながら仕事を行う予定で、今までお世話になった業界に少しでも恩返しが出来ればと思っています。6年程経営した訪問介護の経験を活かし、コンサルタントをやらないかというお話や、終活ライフケアプランナー等を現状では考え、徐々に動き始めています。実はこの件についても田中氏に相談しています。後から知ったのですが、企業再生やCFO業なども手掛けており、M&A以外の相談も出来ます。私にとって、話が早いプロフェッショナルが一人増えたのは、本当に心強く、良かったと思っています。

以上